DISCOGRAPHY
1st Album「花のカジマヤー」
八重山の自然や文化をテーマに活動する八重山出身クリエイターのコラボレーション。新進気鋭のデザイナー池城安武がジャケットを手掛けた待望のアルバム。(2015年制作)All song written by YOUTHKE MAEHANA.
- 収録曲
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- 1.
- オオゴマダラ
- 2.
- 花のカジマヤー
- 3.
- ユウヤケコウタ
- 4.
- 月と後の十三夜
- 5.
- サガリバナ
- 6.
- ヨーンの道
- 7.
- 百の言葉
- 8.
- 感 謝
- SAMPLE
- ミュージシャン
- Vo,Gt/前花雄介 三線/前津由喜美 Per/松野智憲
Bass/浜崎賢太 Pf,Syn/TOMZUIN H Dr/神谷恂平
Mar(マリンバ)/池澤綾乃
CD絵本「人魚の涙」
1771年、記録的な大津波が八重山を襲い、島は壊滅的な被害に遭った(明和大津波)。現在でもこの災害は語り継がれ、そのうちの一つに「人魚伝説」がある。漁師の網にかかった人魚が涙を流しながら、「逃がしてくれたら海の秘密を教えます」と話す。漁師が海へ放すと「明日の朝、津波が来るので高台に逃げてください」と教えてくれた。このとき人魚の話を信じた村人は助かり信じなかった村人の多くは流されたという教訓を伝えている。
前花雄介はこの伝説をモチーフに楽曲を作り歌ってきた(「人魚の涙」)。ところが、2011年3月11日に東日本大震災が起きたことから、この歌を歌うのは不謹慎だと考え、歌うことを一時控えていた。その後、この歌を知る人から「今だからこそ歌うべきではないか」との意見を多数受けたことから、「大津波で被災した僕たちの先祖たちが島を立て直してくれたからこそ、今の繁栄した島がある。このことが被災した方々に少しでも励みになれば」と考えを改め、この曲の封印を解く。
2012年には石垣市教育委員会大濱晧助成金の協力を受け、「人魚の涙プロジェクト」を立ち上げる。ライブでは同曲CDの要望を多く受け、自費でのCD絵本化に踏み切る。絵本のイラストは、沖縄県出身のイラストレーターpokke104(ポッケいちまるよん)さんが、子ども達の描いた絵をコラージュして作った(フサキリゾートヴィレッジで2012年6月に行われた「トロピカルラヴァーズ」イベント内のワークショップにて)。物語に合わせて描かれた子ども達の花や人魚、村人や民家などの色鮮やかな絵が島の繁栄を明るく表現し、自然と力を与えてくれる。表紙の絵は、同イベント内で行われた前花雄介ライブにて、pokke104さんがライブペインティングを行い、曲の内容に合わせて即興で描いたもの。
絵本CDの制作費以外の売り上げは、震災復興支援の義援金として寄付し続けることで、継続的な物的・心的両面からの支援を目指す。(2012年制作)
- 収録曲
- 人魚の涙
- SAMPLE
- ミュージシャン
- Vo,Gt/前花雄介 三線/前津由喜美 Per/松野智憲
CD絵本「忘勿石」
西表島の浜辺にひっそりと佇む史跡「忘勿石(わすれないし)」が、祖母の兄・識名信升氏(当時波照間国民学校の校長)が遺したものと知り、このことを語り継ぐため楽曲化。直接的な戦闘が無かったといわれている八重山地方では、軍の強制疎開命令により、たくさんの人がマラリアで亡くなった。小さな島にもたらした戦争の悲劇を忘れてはならないと遺した校長先生のメッセージを受け、自身の言葉で楽曲化し、イメージを描いた作品。(2011年制作)
- 収録曲
- 忘勿石
- SAMPLE
CD絵本「小さな島のある物語」
島に古くから歌い継がれる八重山民謡「つぃんだら節」。この歌には悲しい恋の物語が秘められている。八重山の方言で唄われているこの民謡を、現代語に解釈し、旋律を付けて楽曲化。さらに物語のイメージ画を描き、耳と目で物語の世界を感じられるような作品。2曲目には、原曲の「つぃんだら節」にギターを加えた、オリジナルバージョンを収録。(2009年制作)
- 収録曲
- 小さな島のある物語
- SAMPLE
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